コロナ禍のセブ不動産事情 まとめ

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現在のセブコロナ状況

各国でワクチン接種が始まっていますが、フィリピン・セブも例に漏れず、ワクチン接種が始まっているようです。ローカルフィリピン人だけでなく、「1回目のワクチン接種を受けてきた」と報告する在比日本人の方の投稿をSNS上でいくつか確認できます。セブエリアは感染者数も落ち着いていますし、セブ州知事やラプラプ市長などは早い段階で海外からの観光客の受け入れ再開をしたい意思があるようです。

ただし、今までのコロナ対応を見ていると、フィリピンが他の国より率先して観光客受け入れ再開をするとは考えづらいので、近隣諸国が受け入れを再開しだしたら、それに追従する形になるのではないでしょうか。ワクチンパスポートが必須条件になるのかなと思います。

最初のECQ(実質のロックダウン命令)発令より、既に1年以上が経ちます(詳しくはこちら)。1年以上経過した現在、セブの不動産市場はどうなっているのでしょう?今回は、現在のセブエリアの①.新規プロジェクト(プレビルドコンドミニアム)市場、②.中古コンドミニアム市場、③.賃貸物件市場についてまとめていきたいと思います:-)!

現在のセブ不動産市場

①. 新規プロジェクト (プレビルドコンドミニアム)

新型コロナウイルスCovid-19に大きく影響を受け、経済的ダメージははかり知れないと思いますが、コロナパンデミック下でも数多くの新規コンドミニアムプロジェクトが発表または販売開始されています。値崩れも見られませんし、セブ不動産人気は高いままのようです。当サイトでも随時注目プロジェクトを紹介しています:

コロナ禍でも販売売上好調のBALAI

コロナ禍でも販売売上好調のBALAI

Mandtra T1のユニットも販売開始しています!

Mandtra T1のユニットも販売開始しています!

コロナ以降に販売開始または発表された新プロジェクト

 

上記プロジェクトの中で、BALAI by Be ResidencesやMandtra Residencesは既に販売開始しているのですが、どちらのコンドミニアムも好調な売行きのようです。販売開始から僅か3週間でMandtra Residencesのタワー1全ユニットの約60%が既に販売契約された事を現地のローカルニュース記事でも取り上げられていました:

Pick Up News 42!

 

直近で販売開始または発表された新規のプロジェクトは、どれも完2024年~2025年以降に完成予定のコンドミニアムばかりです。購入者の多くはアフターコロナを見据えて購入しているのでしょう。また現在のトレンドは、スタジオユニットのプレセール販売価格が200~300万ペソほどの中レベルのコンドミニアムです&売上好調なBalaiやMandtraもこのカテゴリーに分類されます。またコンドミニアムだけでなく、リーズナブル価格の戸建住宅の売上もコロナ禍以降で伸びているようで、購入者の多くはOFWsを含むフィリピン人と聞いています。

②. 中古コンドミニアム

その一方、中古コンドミニアムユニットが安価で販売に出されている事もちょくちょく見かけます。これは住宅ローンでコンドミニアムのユニットを購入した人達が、コロナ禍で収入を失い、ローンの支払いができなくなり、投げ売りしているのではないかと思います。海外不動産投資家はキャッシュで購入しているケースが多いですが、フィリピン人はローンで不動産を購入している方が多いですからね。

僕の知り合いでもコロナパンデミック下で投げ売りされていたコンドミニアムの中古ユニットを購入した人間が何人かいます。またローカル不動産販売Facebookコミュニティページ内でも、中古ユニットの売り買いが活性化しています。個人的に評価が高いマクタン島のコンドミニアム「Tambuli Seaside Living」の中古スタジオユニットが割安価格で上がってきたことがあるのですが、すぐに売れてしまいました。

マクタン島のTambuli Seaside Living🏖

マクタン島のTambuli Seaside Living🏖

様子を観察していると、人気のコンドミニアムのユニットが割安価格で上がってくると、すぐに決まる感じです。コロナ禍をチャンスと考え、買い叩ける中古コンドミニアムを探している投資家は多いです。逆に人気があまりないコンドミニアムは、どんなに価格を下げても全く反応がありません(Facebookでは「いいね」や「コメント」が確認できますから、反応の良し悪しが一目瞭然です)。そこにはリアルがあります😱。

③. 賃貸市場

多くの海外からの駐在員や留学生は、コロナ禍で自分の国へ一時帰国しています。現地在住の日本人の知り合いからも、かなりの数の日本人が帰国したと聞いています。

コンドミニアムの部屋を借りるメイン層は中流階級以上のフィリピン人、または海外からの駐在員/留学生です。結果、供給過多の状態になっており、空室率は上がり⤴、平均賃料は下がっています⤵。当たり前と言えば当たり前の話ですよね!

賃貸市場に関しては、海外からの渡航制限を解除する時期に大きく影響してくるはずです。多くの専門家は、人の流れが戻ってきたら、空室率や賃料価格は回復するだろうと予想しています。

ちなみに僕がセブ/マクタンエリアで所有しているコンドミニアムの2部屋はどちらもコロナ禍で入居者を見つけられました😊。こんな状況下でも安定した不動産収入がある事はありがたい限りです!

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雑感

日本と違い、フィリピン不動産は新しいプロジェクト=3~4年後に完成予定のプレビルドコンドミニアムです(プレビルドコンドミニアムについて詳しくはこちら)。

完成予定時期が大分先ですので、現在の状況下でも、プレビルドコンドミニアムの人気が高いのだと思います(上記にも書いていますが、2024年~には既にCovid-19の影響は弱まっており、経済は完全回復していると想定している人間が多いのでしょう)。空室率が上がり、平均賃料価格が下がっているのに、セブ不動産人気が安定している1つの要因だと思います。

逆に中古物件は賃貸市場の煽りを大きく受けていると思います。今の状況で購入しても、入居付けが(通常時に比べて)難しいですからね。現在、安価で中古物件の購入を検討している方たちは、目先の収入ではなく、将来を見据えての投資もしくは自身の住居用にだと思います。

 

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