PICK-UP News #46 今後のセブ不動産価格について
記事 #46
僕が現地サイトで気になるニュースがあったらピックアップして紹介していくPick-Up Newsシリーズ。
今回取り上げますのは、現在~今後のメトロセブエリアの不動産価格推移について書かれている現地ニュース記事です。コロナパンデミックの影響で1年以上も経済活動や人々の移動に厳しい規制をかけられているフィリピン・セブエリアですが、そんな状況においても数多くの新しい不動産(主にコンドミニアム建設)プロジェクトが発表されています。最近のセブエリアの不動産動向については、当サイトで少し前にまとめています:
概要/説明
以下に簡単に上記記事の要点をまとめました(もっと詳しく読みたい方は上記LINK内の記事をお読みください。英語が苦手な方でも翻訳アプリなど使えば内容はキャッチできるかと思います):
- 不動産サービス会社「Colliers Philippines」は、2021年のメトロセブエリアの住宅不動産価格は「STABLE*¹」だろうという見解を示した。
*¹ 直訳でStable =「安定した」:下落も高騰もしないという事かと思います - ColliersのKarla Domingoは、「各不動産デベロッパーは、不動産価格を上げる事により、不動産市場が縮小する事を懸念している」と述べた。
- ColliersのJoey Bondocは、セブ不動産市場は早い段階で成長曲線に戻るであろうと予測している。
- Colliersは、2022年から2025年にかけて毎年5%ずつメトロセブエリアのコンドミニアム価格は高騰していくと予想している。
- 現在、中価格レベル*²のコンドミニアムのユニット需要が高まっており、今後もその流れは続くと思われる。
*² 170万ペソ ~ 600万ペソ
感想
僕も実際にセブの不動産市場を常に追っていますが、コロナパンデミック以降も(多くの方が懸念されていた)不動産価格破壊は見られません。また当サイトでも以前に書きましたが、コロナ禍に販売開始したプレビルドコンドミニアム案件も軒並み好調のようです。
これはコリアーズが予想するように、多くの投資家たちは長い目で見た時にセブの不動産市場は成長曲線*³に戻ると考えているからかと思います。直近で販売開始されたプロジェクトの多くは、完成予定時期が2025年以降のプレビルドコンドミニアムですからね!
*³ コロナパンデミック前は年間価格高騰率が5%以上という事はざらでした
また注目すべき点は、上記にLINK記事を添付した売上好調のコンドミニアムは、全て(1番小さなスタジオユニットの販売価格が)250万ペソを下回る中価格レベルのコンドミニアムという事です。この価格帯のコンドミニアムが現在のトレンドなのかと思います&コリアーズが予想するように、今後もこの流れは続きそうです。
僕個人の見解を書きましても、上記と大まかには同じです。長い目で見た時に、セブの不動産市場はまだまだ成長していくと思います。ただ以前から書いていますように、今後もコンドミニアム建設ラッシュが10年規模で続くと仮定すると、各コンドミニアム間の人気格差が今以上にハッキリしてくるかと思います(今でもその傾向は既に見えてきています。詳しくはこちら)!将来性をしっかりと見極める目を持つ必要があります&ババ不動産を掴まないように気を付けましょう😊!
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