アフターコロナ: セブ島の今後を予想してみる!
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現在のセブエリアの状況
当サイトでも何度もお伝えしていますが、4月11日現在でセブエリアは各自治体からEnhance Community Quarantineという命令が出ており、実質ロックダウン状態です(詳しくはこちら)。昨日の公式発表の段階で、セブエリア全体(セブシティ、ラプラプシティ、マンダウエシティなど)で新型コロナウイルスの感染者数は36人&死亡者数は8人が確認されています。どちらの数字も合計人数です。感染者の確認が少ない中、セブ島全体で上記の厳しい命令/規制を科したおかげか、現時点では新型コロナウイルスの蔓延防止には上手くいっているようです。
これも別枠で書いたのですが(こちら)、セブエリアと一言で言いましても、各エリアいくつかの市に分かれており、市ごとに上記のEnhanced Community Quarantineの期間は違います。ただこのまま予定変更がなければ、セブ市やラプラプ市、マンダウエ市など全てのセブエリアで4月中に規制が解除される予定です。ラプラプシティとセブシティが4月28日に解除予定と聞いていますので、マンダウエも同時期頃に規制解除がされるのではないかと予想します。
今回はEnhanced Community Quarantine=実質ロックダウン状態が終わった後、セブ社会/経済はどのようになっていくのか個人的な意見を書いていきたいと思います。
ロックダウン解除後のセブを考えてみる
海外からの入国制限は簡単には解かない
ロックダウンを解除したら、セブエリアに住んでいる人又は現在滞在中の人たちは、自由に外出が出来るようになる/各エリア間も通常通り行き来できるはずです。ただし現在の新型コロナウイルスの世界的な流行を考えると、引き続き外からのセブエリアへの入国制限は当分厳しく対応していくと予想されます。当然、僕たち日本人も感染者数が収まらない限り、セブエリアへの訪問は難しいかと思います。それはセブ観光者数1位&2位の韓国&中国からの入国も一緒のはずです。普通に考えたら、ここまで自国民に厳しく対応して蔓延を防いでいるのに、リスクのある外国人を簡単に受け入れるとは思えません。仮に入国できたとしましても従来通りの2週間の隔離期間などを設けるのではないかと予想されます。
マニラからの渡航制限解除も時間かかる
観光業が元のレベルに戻るまで時間がかかる
上記2点を考えると、セブエリアがコロナショック前までの絶好調だった観光業の状態に戻るまで、少し時間がかかりそうです。これはセブエリアのみの問題ではなく世界中で同じことが言えるかと思いますが。セブは観光業が経済全体を見ても大きな軸になりますので、セブ経済全体の停滞も免れなさそうです。当面の間はビジネスも観光客向けと言うよりはローカル対象のビジネスにシフトチェンジする必要が出てきますね。
経営破綻する企業が出てくる=ビジネスの投売りが出てくる
コンドミニアムの投売りも出てくる
これも別枠で少し書いているのですが(詳しくはこちら)、フィリピン不動産購入者の中には、開発段階(プレビルド)で契約して、完成時(ターンオーバー)に多くの支払いをする方法でコンドミニアムの購入をしている方が多くいます。このパターンで購入されている方は大きく分けて2パターンの方がいると思います:
① 完成時期には十分な資金を用意出来ると想定して購入された方
② 完成時期に他者に高値で転売する予定で購入された方=キャピタルゲイン狙い
どちらのパターンの方も今回のコロナ問題で当初の計画から軌道修正しなければならない人が多いかと思います。仮に完成時に支払いが出来ない場合は、最初は延滞金の支払いを請求され、それも滞るようでしたら契約が破棄されてしまい、それまでに支払った分も金額も返ってきません(一部返金されることはあります)。その様な状況になったら、少しでも損失を補てんしようと安値で投売りをする人も出てくると予想されます。不謹慎ですが、セブ不動産購入を考えている方はその様なリセール案を狙うのはスマートな方法かと思います。
まとめ
上記意見をまとめますと…
- 海外からの入国制限は簡単には解かない
- マニラからの渡航制限解除も時間かかる
- 観光業が元のレベルに戻るまで時間がかかる
- 経営破綻する企業が出てくる=ビジネスの投売りが出てくる
- コンドミニアムの投売りも出てくる
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