セブECQ期間中の気になる事: 電気代
ECQ期間中は24時間外出禁止&連日快晴
セブ島で原則24時間外出禁止のEnhanced Community Quarantine(以下略ECQ)命令が有効化されてから既に3週間以上経ちました。食料などの買い出し時はQuarantine Pass持参で外出を許可されていますが、その必要時の外出ですら家族の中で1人のみという条件付きです。子供/未成年者は原則24時間外出禁止です。
ほぼ家族全員がこの3週間強の間家から出ていないということです。そして現在セブエリアは乾期で1年を通して一番雨の少ない&良い天気が続く時期です。現地の方に聞いても連日快晴☀が続いているようです。
上記が意味する事
上記の「24時間外出禁止&連日快晴」が何を意味するかと言いますと、エアコンを稼働させている時間が長いという事です。もちろん、意識して定期的にオフにしたり、寝るときはクーラーをつけない人もいるとは思いますが、今の時期のセブは暑いですからね。
当サイトでも僕がセブエリアで民泊運営をする上で、電気代が月額どのくらいかかっているか2回ほど情報シェアしたことがあります。以下LINK内に実際の請求書/明細書を添付していますので、確認してもらえれば分かると思うのですが、フィリピンは基本電気代がとても高いです。フィリピンの全体的な物価を考えれば、電気代の高さは異常です!
常夏のセブですが、電気代を支払えないので、エアコンを設置していないローカルの家も多いと思います。盗電等の犯罪も多発していると聞いたことがあります。
先日マクタン島に家族4人で暮らしている日本人の方とLINEで話したのですが、「来月の電気代請求が怖い」とおっしゃっていました。それはそうですよね…。リビングルームはもちろん、子供さんたちの個室もクーラーが付いているでしょうから、「エアコン稼働時間(=1日平均) x 部屋数 x 約1か月(=予定されているECQ期間)」ですからね。
僕の民泊ユニット
こちらの投稿でも書いたのですが、現在マクタン島の「Arterra Residence」、セブシティの「Solinea Tower 3」のユニット共に、ECQで身動きが取れなくなってしまったフィリピン家族の旅行者の方が宿泊しています。両家族とも既に1か月以上僕のユニットに宿泊しています。ほぼ外出していないでしょうし、ゲストなので節電を気にしないでしょうから、電気代がとんでもない事になりそうです(笑)。
またコンドミニアムはガスが禁止されている所が多いので(僕が所有しています2つのコンドミニアムユニットもガス禁止です)、お湯は電気湯沸かし器、コンロはIHが基本です。当然外出期間中は自炊することが多いでしょうから、IHコンロを利用することも多いでしょう。ある意味該当月の電気代の請求書を見ることが楽しみです(笑)。ちなみに1月&2月はアルテラは民泊稼働率が100%だったのですが、その時の電気料金が2755.27ペソ&3,477.27ペソでした。請求書/明細書が送られてきたら、またここでシェアできればと思います。
通常でしたらこのくらいの時期には以下に添付したような請求書/明細書がデベロッパー経由にてEメールで送られてくるのですが、デベロッパーも休業中なので、まだ3月分の請求書は送られてきていません。僕はある程度の電気料金をデポジットとしているので、支払い遅延や不履行の心配はないので問題ないはずですけどね(*フィリピンは前払いで電気料金をデポジットしておく事が可能です)。
ECQ期間中の特別対応がありそうです!
僕が把握している限り、セブエリアでの電気代の支払いは、僕のようにある程度デポジットしておくか、毎月上記のBilling Statementを持って窓口で支払う/オンラインバンキングなどで支払うの方法かと思います。調べたら引き落としサービスなどもあるかもしれませんが、国民の半分近くが銀行口座を持っていない現状ですから、窓口での支払いが主流かと思います。
当サイトでも何回か書いていますが、多くのフィリピンにはお金を貯金するという慣習がありません。直接的な言い方をすると、「その日暮らし」で生活している方が多いです。そんな状況ですから、今回のECQ命令で仕事を失い電気代を支払えない人々はかなりの数がいると思います。
以下は4月16日付のSunStar CEBUの現地ニュース記事ですが、ラプラプシティ政府は電気供給会社と水道会社に対して、この時期の電気料金/水道料金の支払い遅延に対して遅延金の請求をしないように要請しているようです。マニラエリアでも電気料の支払いは延期処置が取られたようなので、ラプラプ他セブエリアでも支払い時期延期処置が受け入れられると思います。
4月21日付で主要電力会社の1つであるVisayan Electric Companyから勧告がでました。
- 支払期限日が3月15日からEnhanced Community Quarantine解除までの請求は支払い遅延措置が取れる。
- 上記支払い料金分は4回=4か月に分けて、ECQ解除後に分けて支払う事が出来る。1回目の支払いはECQが解除後の1回目の支払い期限日に支払わなければならない。
- 3月15日以前の日時が支払い期限日の電気料金は上記の特例に含まれない=即座に支払う必要がある。
他の主要電力会社(Mactan Electric Companyなど)も同じような対応を取るでしょうね!
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