円安の影響 IN フィリピン
ペソ円の為替レート
円安の流れが止まりませんね。現在 (2022年7月2日)のドル円為替レートで、$1 = 135円前後になっています。
ドル円ほどではありませんが、フィリピンペソ-円の関係でも円安トレンドになっています。2022年7月1日時点の為替レートで、PHP1 (1フィリピンペソ) = 2.46円です。直近1か月でPHP1 = 2.54円まで行ったので少し落ち着きましたが、まだまだ以前に比べると円安トレンドの中にいると考えられます。今後、円安トレンドが加速していくのか、または円高トレンドに振れていくのかを注視しなければですね。
以前の計算方法だとズレが大きくなる
コロナ以前の2019年頃はPHP1 = 2 ~ 2.15円くらいのレンジで落ち着いていたので、日本人観光客に「ペソ ⇒ 円の換算をする時は約2倍くらいで計算してください」と説明する人が多かったかと思います。しかし今のレートだと約2.5倍と言った方が適切ですね..。為替レートは日々変化するので確かな事は言えませんが、直近でフィリピンで渡航される場合は「PHP1 = 2.5円」という計算で大体の換算値が出てくるかと思います。
日本円で稼ぎ、海外で生活している人には..
今の円安トレンドは痛手になるかと思います。仲の良い後輩で今月からタイ・バンコクに駐在している人間がいるのですが、「最悪の時期に駐在が決定してしまった」と嘆いていました(笑)*¹。
*¹ 会社にもよると思いますが、現地採用でなく駐在の場合、給与は日本円で受け取るケースが多いかと思います
フィリピンで年金暮らしをしている日本人の方達も上記のケースに当てはまるかと思います。仮に公的年金の受給額が15万円と仮定した場合..
現在のレートPHP1 = ¥2.46ですと..
150,000/2.46 = PHP60,976
に換算できます。
2019年時の平均レートをPHP1 = ¥2.1と考えると..
150,000/2.1 = PHP71,429
PHP60,976 – PHP71,429 = – PHP10,453
コロナ前の比べると、ペソ基準で考えると約1万ペソほど受給額が減っている事になります😱
加えて現地での物価上昇もありますので、年金収入を基盤にしてのフィリピン在住の方が受ける影響はかなり大きいかと思います。
逆に考えると..
ペソで収入があり、日本で暮らしている人間にとっては恩恵を受けている形になります。
例えばセブでコンドミニアムのユニットを所有しており、毎月10万ペソの収入がある場合..
現在のレートPHP1 = ¥2.46ですと..
100,000 × 2.46= 246,000円
に換算できます。
2019年時の平均レートをPHP1 = ¥2.1と考えると..
100,000 × 2.1 = 210,000円
246,000円 – 210,000円 = +36,000円
以前に比べると同じ家賃収入額(in PHP)でも、日本円で考えると36,000円収入が増えている事になります。
円安下でのフィリピン渡航
僕は2022年7月13日から1週間ほどマニラ/セブに滞在する予定なのですが(詳しくはこちら)、渡航予定を伝えると知り合いから「円安時の渡航は大変だね」とよく言われます。
しかしながら、実際はセブでの賃貸収入が現地銀行口座に毎月入金されているので、現地での滞在費にはあまり影響がないです。現地銀行口座を開設できるのはフィリピン不動産所有者の大きな特権の1つかと思います。
今後フィリピンへの移住または日本~フィリピンの二重生活を考えている方は、現地での収入源を確保しておく事も大切になってくるかと思います。以下に書きますが、日本からの収入だけでは不安要素が大きいと感じています。
昔とは変わってきています
以前は「日本で稼ぎ、物価が安い東南アジアで生活する」というのが1つのトレンドになっていましたが、タイやフィリピン、インドネシア他の国々の成長スピード、また日本の未来を考えると、今後は上記が成り立たなくなる/逆転する可能性すらありえますよね(現時点でもフィリピンでの生活費は日本での生活費以上と主張する人がいますが、さすがにそれはないと思います笑。タイやフィリピンに行くと、まだまだ安いなと感じます)。
「フィリピンで1000万円以下でコンドミニアムのユニットが購入できたのが信じられない」と言われる時代が思ったより早く来るかもしれませんね!
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