PH不動産価格(デベロッパー価格)について
先日の投稿で..
デベロッパー価格について軽く言及させていただきました。フィリピン不動産のキャピタルゲイン投資成功パターンについて書いた投稿内ですね。
“デベロッパー価格は、その名の通りデベロッパーが設定した販売価格です。極論、デベロッパー価格をいくらに設定するかはデベロッパーの自由です”
今回はデベロッパー価格について少し掘り下げて書いていきたいと思います。
デベロッパー価格とは?
デベロッパーが設定した新築ユニットの販売価格です。一般的にフィリピンの不動産価格と言ったら、市場転売価格ではなくこちらのデベロッパー価格を意味します。
フィリピンでは初期のプレセール販売時が1番安く、年々販売価格を上げていくのが通例です。
例を出すと、セブビジネスパークに位置するSolineaは初回販売時はスタジオユニットで300万ペソ台でした。それが年々販売価格が高騰していき、今*ではスタジオユニットのデベロッパー価格は600万ペソを超えています。恐ろしい価格上昇率ですね😮
* 現在はタワー5のユニットを販売中
ソリニアは近年人気が上昇しており、上記のような価格高騰率でも売れ行きが好調です。確かタワー4のユニットはほぼ完売で、タワー5のユニットも昨年10月に聞いた段階で6~7割売れている状況でした。現在では購入可能なスタジオユニットがどれだけ残っているか微妙なところかと思います。
Solinea T5 Availability Chart as of October 7, 2022
⇧2022年10月7日時点でのSolinea T5販売状況
販売状況を無視したデベロッパー価格
本来ソリニアのように、好調な販売状況を見て、デベロッパー価格を上げていくのが普通です。現に価格を600万ペソ以上に設定しても、買い手がたくさんいるのだからビジネスとしては自然ですよね。
多くのデベロッパーは、販売状況を見ながらデベロッパー価格を設定しているでしょう。人気があるコンドミニアムが人気のないコンドと比較して価格高騰率が高いのは必然です。逆に販売状況が思わしくないコンドミニアムは、価格をステイまたは下げるしかないですよね。
しかしながら稀に販売状況を無視して販売価格を釣り上げていくデベロッパーもいます。そのようなデベロッパーは要注意です。
価格を上昇させる理由は「※年間でこんなに価格が上がった!」という既成事実を作るためです。仮に実際はたくさんユニットが余っている状況でも、「価格が上がった=人気がある」と勘違いする人はいますよね。既存の価格で売れていないのに、価格を上げてしまったら売れるわけがないのですけどね。
このような物件を掴まされないためには、販売価格表と共に販売状況表を確認する事です。ババを引かされないように注意しましょう!
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