【ECQ再命令】セブローカルの人々のショックは大きい…

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セブ市はGCQ→ECQに!

当サイトでも既に速報としてお伝えしましたが(以下LINK添付)、6月16日からセブシティは一番厳しい隔離規制と言われているEnhanced Community Quarantine(ECQ)命令下にあります。セブシティは「3月末~ECQ6月頭~GCQ6/16~再びECQ」と一度ECQより規制が緩和されたGeneral Community Quarantine (GCQ)に移行した後、再度ECQを命令された事になります。

セブ市はECQ、マンダウエ&ラプラプはGCQに!

人々のショックは大きい

現地の人々の話を聞いたり、SNSを見ていますと、3月末頃に一番最初にECQを命令された時の何倍も今回のECQ再命令の方が落胆が大きいように感じます。当然と言えば当然ですよね…。人間だれしも、一度上げてから落とされるのは精神的に堪えます

一番最初に厳しい外出規制(=ECQ)を課された時、現地の人々は「少しの間我慢すれば、状況は好転する」という気持ち/希望を持って、出かけたい気持ちを我慢してStay Homeしていたと思います。人々は「ロックダウン → 目に見えて感染者数が減少する=状況が好転していくのが目に見えて感じられる → 希望が持てるから、自粛などの我慢が出来る」のだと思います。実際に厳しい外出規制をかけられた多くの他の国は、このように規制 → 緩和の道を辿っています。

ではセブシティの状況はどうでしょう?3月末頃から始まったECQ命令は、日本の緊急事態宣言など比べ物にならないほど厳しい規制でした。緊急時/必要時以外の外出禁止(ルールを違反した者は罰金または懲罰)、殆どの交通公共機関の運転停止、多くのビジネスの営業禁止などなどです。

そもそも3月にECQ期間が開始した時点で、セブ市の新型コロナの感染者確認数はわずかでした。「え、このくらいの感染状況で、こんな厳しい規制をかけるの!水際対策を徹底するんだな。さすが!」と思ったのを覚えています。僕の民泊ユニットに滞在していましたアメリカ人ゲストは「こんな状況でロックダウンするなんてフィリピン政府は狂っている」と言っていたのを覚えています(笑)。そんな状況でしたので、僕を含む多くの人々が「Covid-19はセブエリアでは感染拡大せず、早いタイミングで収束していくんだろうな」と思っていたはずです。ネットを見ても「日本政府もフィリピン政府の徹底した水際対策を見習え!」というような比較的フィリピンに対してポジティブな意見を多数見かけました。

僕もそんなような事を書いていました!

僕自身も4月17日の投稿で以下のように書いていますね。自分の見識のなさがお恥ずかしい限りです(泣)。その部分の文章を編集して消したい気持ちはありますが(笑)、反省の意味を込めてあえてそのままにしておきます!

4月17日の記事

4月17日の記事

 

結果を先に書きますと、厳しい規制を課したにも関わらず、セブシティの感染者数は増加傾向が一向に止まりませんでした。そしてそれは6月19日現在でも変わりません(´;ω;`)。それは現地の人々が落胆するのも分かりますよね。。。現時点でセブシティだけで合計感染者確認数は4000人を超えています。悲しい事に全フィリピンで最も新型コロナの感染者数が多いエリアになってしまいました。

セブ市のコロナ感染データ(6月18日時点)

セブ市のコロナ感染データ(6月18日時点)

GCQからECQに再移行して

6月にGCQに移行した段階で、多くのビジネスが再開しました。モール内のショップも100%とは言えませんが日に日に営業している店が増えていっていたのは現地在住の方のSNSを見ていても確認できていました。またECQ期間中、営業停止されていたタクシーやGrabも徐々に再開し始めていたのも聞いていました。

しかしながらECQに戻り、せっかく再開した多くのビジネスが再度営業を停止せざるを得ない状況になっています。それも6月16日からの命令施行にもかかわらず、隔離レベルが決定されたのがフィリピン時間で15日から16日に入るか入らないかのタイミング…。現地でビジネスをしている方々の混乱は容易に想像できます。

またGCQからECQに隔離レベルが変わったことにより大きいのが、マンダウエやラプラプシティなどのセブの別主要エリアへの移動が再度厳しく規制されだしたことかと思います。全エリアがGCQ期間中だった6/1~6/15は検問も緩く、比較的簡単に各エリア間の出入りはできていたようなのですが、セブシティがECQに入り他エリアからセブシティに入る事又はセブシティから他エリアに入る事が難しくなっているようです。これは現地で住んでいる方なら分かると思いますが、かなり不便です。セブシティにあってマンダウエにない施設などもありますからね。

現地の方の声

現地在住の方の話を聞くと「この3か月間は何だったのか!「今後ECQが課されても、成果が上がるとは思えない。根本的な解決になっていない」「経済的な視点が完全に無視されている」「終わりが見えない」などネガティブな意見が多いです。中でも「Waste Time」という単語を使う方が多い事が印象に残っています。直訳で「無駄な時間」ですので、3か月間厳しい規制を課されたものの期待していた以上の結果が出なかったことにフラストレーションを溜めている方が多いように感じます。経済的にも精神的にも人々の我慢がそろそろ限界に近づいているのではないかと思います。

KOSUKE
KOSUKE
3か月近くのロックダウン期間は世界最長と言われています。それなのに大した成果が出なかったら、やるせなくなるのは十分に理解できます…

セブシティ市長への不満も日に日に⤴

フィリピンでは、日本以上にお上が絶対的な存在ですから、普段から日本などに比べると税府に対する不満をいう人は少ないように思います。ただ最近、仲の良いセブローカルと電話で話した時にセブシティ市長Edgardo Labellaに対する不満が爆発してました。「言っている事がコロコロ変わる無能な市長」的な事を言っていたのですが、フィリピン人で政府側にここまで他人に不満を漏らすのは珍しいなと少し驚きました。彼女も我慢の限界が来ていたのかもしれません。

6月末の判断に注目

現時点で発表されているセブシティのECQ期間は6月末日までです。という事は月末辺りに改めて評価&決断がされるわけです。本当に自体が好転してくれる事を切に願っています。ありきたりな表現ですが、全員が状況をシリアスに受け止め、高い意識を持ち、このECQ期間の生活を過ごすことが、一番のコロナ収束方法かと信じています!頑張れセブ!!

7月1日追記: 7月~セブシティECQ延長

 

 

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