セブ民泊: 新型コロナウイルスCovid-19の影響
こちらの投稿をほぼ書き終わり、さあ公開しようかというタイミングで、フィリピンのドゥテルテ大統領が新型コロナウイルスコロナウイルス感染拡大を受け、マニラ首都圏での移動制限を発表しました。3月15日から4月14日までの航空国内線や陸路での出入りを完全に禁止する予定とのことです。またCovid-19の感染が確認された国(日本も含まれる)からの入国も制限する事も視野に入れていると発表しました。明日以降に正式に発表があるかと思います。
上記にも書きましたが以下の投稿はドゥテルテ大統領の「マニラ封鎖宣言」前の内容になります。状況が大きく変わりましたので、こちらの投稿は公開せず削除しようと思ったのですが、あえてそのままの内容で公開します。なぜなら上記の宣言前と宣言後(今後)で状況が大きく変わると想定され、それはある意味貴重な情報になるかと思ったからです。それほど「マニラ封鎖」は大きな影響を及ぼすと考えられます。セブに来られます方もマニラ経由で来られる方が沢山いますからね。セブへの訪問者数は上記期間は激減するかと思います=宿泊者のキャンセルも続くかと予想しています。
Contents
前回の投稿
前回の投稿では、現在世界中で流行している新型コロナウイルスCovid-19の影響(先日、WHOもついにパンデミック宣言しましたね)がセブ観光業/ホテル業にも広がっているという現地ニュース記事を取り上げました。もう少し具体的に書くと、Covid-19感染の広がりを懸念して、現在フィリピンは中国やマカオ、香港、韓国の一部地域からの入国を制限しており、セブ観光業も大打撃を受けている→ホテルの平均稼働率が下がり、宿泊の引き下げで対応しているといった内容でした。
今回は僕がセブエリアで民泊運営をする上でCovid-19によりどのような影響を実際に受けた/受けているかについて書いていきたいと思います。気になっている方もいると思いますしね:)。
僕の民泊運営にも影響受けています!
現在、僕はマクタンエリアの「Arterra Residence」ユニット、セブシティエリアで「Solinea Tower 3」ユニットでAirbnb民泊運営をしているのですが、やはりCovid-19の影響を受けています。特にArterra Residenceでの宿泊キャンセルが増えています。逆にSolineaの方は現時点ではまだあまりキャンセルが出ていません。これは単純に元々予約されていた人たちの出発元(国)の関連で偶然かなと思っていたのですが、前回の記事の以下の部分を参照にすると全体的にそのような傾向があるようです:
具体的には…
2月途中時点でアルテラレジデンスの3月予約は90%ほど埋まっていました。そこから何件か宿泊キャンセルが入りまして、3月15日時点で3月予約率が60%程です。キャンセルも入っていますが、キャンセルで空いた枠に地元客の新規予約などが入り、現時点でも何とか稼働率50%が切らない状態で保っています。ソリニアの方は現時点で3月の稼働率は80%以上は保っています。どちらも今後新たなキャンセルが入る確率も高いですし、また新規予約が入る可能性もありますから、最終的な稼働率はいつも通り翌月1週目に報告したいと思います(先月の月間Airbnbレポートはこちら)。
Covid-19の感染が武漢で流行しだした当初は中国本土や香港、マカオなど一部の国/地域からの宿泊者のキャンセルのみを想定していたのですが、Covid-19の世界中で流行しだしたことにより、現在では多くの国で海外旅行の自粛を要請されています。例えば以下に掲載します文章は、3月下旬にアルテラで1週間宿泊を予定されていたフランス・パリのゲスト様からのメッセージの一部抜粋です。
Because of the coronavirus outbreak, the university’s students have been banned by French authorities to travel to any country in Asia. Therefore, we regret to have to cancel our trip to Philippines and then our reservation at Cebu. We are very sorry for this situation.
その他にもアメリカやヨーロッパ、日本からのゲスト様からキャンセルが入りました。多いケースが入国制限がされている地域からの乗り継ぎ便を予約していたので、フライト自体がキャンセルになってしまったパターンです。痛いですけど、こればかりはしょうがないです。セブは韓国や台湾などからの乗継便が多いですからね。日本人予約客様からのキャンセルも上記理由でした。またこのような時期だから海外旅行を自粛するとキャンセルされた方もいます。これも個人の考え方/価値観ですので、しょうがないです。
セブでもCovid-19に対する関心が高まっています
こちらの投稿を書いている時点でセブエリアでは新型コロナウイルスによる肺炎の感染者はまだ出ていませんが、セブのローカルの方々の間でもCovid-19に対する関心は日に日に高まってきています。先日もローカルのゲスト様から以下のメッセージを受け取りました:
Hi Kosuke…as i have a toddler, please make the room extra clean and well sanitized.
僕のチームはクリーニングを徹底しています。毎回のクリーニングの度にベッドシーツ類やタオルはもちろん、ブランケットなども必ず交換しています。そのために洗濯可能なブランケットにしています。ですので、今までアルテラ&ソリニア両ユニット共にCleanliness=清潔度はほぼ毎回5点満点★★★★★です。+こんな時期なので「いつも以上にクリーニングを徹底しましょう!」とクリーニングマネージャーとも話しています。
他のAirbnbリスティングを見てみると…
ホテル同様、宿泊費をかなり引き下げている/稼働率が低下しているユニットが多いですね。いつもは90~100%で稼働しているユニットでも50%を下回っている所が多いです。前回の投稿でも少し書いたのですが、そのようなユニットは中国人や韓国人のゲスト層を掴んでいた宿なのかなと予想しています。ダイレクトにダメージを受けているように見えます。僕のユニットは英語と日本語でリスティングを書いているので、ローカル、欧米人、日本人の方から人気で、レビューもほぼ英語です。中国語・韓国語のレビューは各1~2件のみです。要は中国人/韓国人のゲスト様をまだつかみ切れていない状態です。そんな状態なので、他のユニットに比べれば影響は小さいのかもですね。
3月12日23:30追記:ドゥテルテ大統領のマニラ封鎖宣言後…
ここからは3月12日の現地時間22時頃から行われたドゥテルテ大統領のマニラ封鎖宣言後に書いています。早速ですが、ドゥテルテ大統領の上記宣言後、現在ソリニアに滞在しているゲスト様からチェックアウト日を3月16日から14日に変更しますという連絡が来ました。なぜならそのゲスト様はマニラからセブに遊びに来ており、当初の予定通り16日にチェックアウトしてマニラに帰ろうとしても15日以降はその手段がなくなってしまうからです。会見後にすぐに14日のフライトチケットを手配したと言ってました。その後も直近の予約3件のキャンセルの連絡が来ました。明日以降もキャンセルは続くと思います。
それほどマニラ・ニノイ・アキノ国際空港(以下NAIA)はフィリピンのハブ空港なのです。多くの国内旅行/海外旅行のお客様がNAIA経由でセブに来ます。そのハブ空港が1か月間国内線を閉鎖するという事はセブへの訪問者の激減を意味します。既にフライトのご予約をされている方も今日以降フライトキャンセルの報が届くと思います。もうこればかりはしょうがないですね。また冒頭にも書きましたが、ドゥテルテ大統領はCovid-19の感染が確認された国(日本も含まれる)からの入国制限も検討していると発表しました。これは明日以降に正式に発表があるかと思います。
またこちらの続報及び民泊運営に最終的にどれほど影響を与えたかはここのサイトで情報シェアしていければと思っています。
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