フィリピンの賄賂文化
フィリピンのルフィ事件
当サイトでも先日少し取り上げましたが、ルフィ事件のニュースが連日ワイドショー及びネットニュース界隈を賑わしています。あれだけの規模/件数の強盗事件が海外の収容所から指示が出ていた事の衝撃度はやはり大きいようです💦
日本国内のニュースはもちろん、最近は現地でも取り上げられるようになってきており、フィリピン国内での日本人イメージ低下に繋がる可能性もあります。
また日本でも「フィリピン=お金を払えば何でもできる国」という印象を今まで以上に強めたのではないでしょうか。誰も得しない最低の事件ですね (当然1番の被害者は命を奪われた方また直接強盗被害に遭った方々です)。
フィリピンの賄賂文化
今回、事件の本質部分と少し離れた点で注目されているのが、フィリピンの収容所の腐敗ぶりだと思います。看守にさえお金を支払えば、エアコン付きのが個室に住める、食事も自由に外部から注文できる、スマートフォンが使える、しまいにはドラッグまで調達できると報じられています。メディアなので大げさに書いている部分もあると思いますが、大まかは事実なのでしょう。
昔からフィリピンでは賄賂文化が蔓延っていると言われています。日本語では「お金を握らせる」などと表現しますが、英語だと「under the table」なんて言い方をしますね。
政治家を含む権力者間での賄賂も横行していると思うので一概には言えないですが、賄賂が横行する要因の1つがフィリピン国内における給与水準の低さと考えられています。今回の事件が正しくそうで、給与の高くない看守にお金を握らせるのは比較的簡単だったかと思います。
収容所や刑務所のような重要な場所で働く人たちにはある程度の待遇を与えないと、また同様の事件が起きそうですよね。抜本的な解決が求められるのではないでしょうか。
実際に賄賂を渡すような場面はある?
僕がフィリピン不動産投資を始めて7~8年経ちますが、今まで賄賂を渡すような場面に遭遇した事は1度もないです。むしろフィリピン不動産業界においては日本以上に融通の利かない事の方が多いような気さえします。変なところで異常に堅いのがフィリピンです😆
結局は付き合う人や付き合い方、どの業界に関わっているかの問題だと思います。腐敗している人/業界もあれば、まっとうにビジネスをしている方々も当然ながらたくさんいます。
フィリピン不動産の話で言いますと、昨今は購入するにもデベロッパーから日本での公正証書を求められる事もありますし、銀行からは購入資金がどこから出てきているのかを必ず聞かれます。ブラックマーケットからの資金流入には相当厳しく取り締まっているように感じます。
健全な業界であり続けてほしいと願っています:-)
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