OFWsによるフィリピンへの送金額が6.7%増⇧
OFWsとは?
上記LINK記事内でも書いていますが、OFWsが仕送りとして海外からフィリピンに送る金額は、フィリピン全体のGDPの約10%を占めており、フィリピン経済を支える大きな収入源となっています。
送金額が前年度6.7%増
フィリピン大手メディア「SunStar Cebu」の現地記事によると..
OFWsによる母国フィリピンへの2021年上半期の合計送金額は、166億米ドル以上にまで達し、前年同期比で6.7%増加
のようです。2020年の上半期と言えばコロナパンデミックスタート時期で、欧米諸国をはじめ多くの国々でロックダウン規制が発令されていました。この時期に多くのOFWsが解雇されフィリピン帰国を余儀なくされた(又は解雇されたにも関わらず、フィリピンへ帰国が許可されず、帰国難民になっていた)という話を聞きます。
2021年現在、アメリカやヨーロッパの多くの国々ではワクチン接種が順調に進み、経済活動がコロナ前に戻りつつあります。欧米諸国で働いているOFWsも多い事もあり、2020年時に比べるとOFWsによる送金額が増加傾向にあるのだと思います。何にしろOFWsはフィリピン経済を支える大きな源になっていますので、フィリピンにとっても良い事だと思います。
OFWsによるフィリピン不動産購入
当サイトは、フィリピンの不動産情報(主にセブエリア)の情報提供を軸に運営しています。「OFWsの送金額が回復傾向にあってもフィリピン不動産には関係なくない?」と疑問に思う方もいるの思いますが、OFWsとフィリピン不動産業界は深い関係にあります。実はフィリピン不動産購入者のボリュームゾーン (=メイン購入者層) はOFWsなのです。別の言い方で書きますと、「OFWsがフィリピン不動産業界も支えている」と言っても良いかと思います。
セブ不動産業界が堅調な要因
2020年3月頃から続くCovid-19蔓延防止のための隔離規制でフィリピン経済の成長スピードは鈍化しています(フィリピンに限らずですが💦)。観光業が経済の大きな柱になっているセブエリアも間違いなく大きな影響を受けているかと思います。
しかしながらコロナパンデミック以降もセブエリアの不動産デベロッパーは、続々と新規プロジェクトを発表、その販売状況も概ね好調と聞いています。セブ経済は停滞しているのに、セブ不動産業界は好調をキープ🤔? 一見すると矛盾しているように見えますよね。考えられる要因としては..
- 富裕層によるセブ不動産購入: フィリピンは貧富の格差が大きい国です。富裕層は資金を潤沢に持っております。
- OFWsによるセブ不動産購入: 上記ニュースが伝える通り、欧米諸国は元の経済状況に戻りつつあり、OFWsの働き場も戻ってきております。
- 海外投資家によるセブ不動産購入: 中国人をはじめとする多くの海外投資家がアフターコロナを見据えてセブ不動産マーケットに積極的に入ってきています。
その中でもOFWsの存在が1番大きいと思います。と言いますのも、最近のセブ不動産のトレンドは低~中価格 (150万ペソ ~ 400万ペソ)の戸建て又はコンドミニアムユニットです。この価格帯の不動産需要/人気がとても高まっています。そしてこの価格帯の不動産のメイン購入者層はOFWsを含むフィリピン中流階級~の人々なのです。
⇩