映画「なれのはて」見てきました!

はじめに

今回の投稿記事はセブにもPH不動産にもあまり関係のない内容です。経済成長が著しいフィリピンですが、その一方「貧困問題」に苦しんでいる人々も依然多いです。経済格差が本当に大きい国ですからね..。

 

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「なれのはて」

一部で(フィリピン好き限定です笑)話題沸騰中のフィリピン在住の困窮邦人を取り上げたドキュメンタリー映画「なれのはて」を見てきました。キャッチコピーの時点で「ここは天国か、それとも地獄か―」!刺激的ですね(笑)。

なれのはて

“マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。本作は、この地で寄る辺なく暮らす4人の老人男性の姿を、実に7年間の歳月をかけて追ったドキュメンタリーだ。半身が不自由になり、近隣の人々の助けを借りてリハビリする男、連れ添った現地妻とささやかながら仲睦まじい生活を送る男、便所掃除をして軒下に居候している男、最も稼げないジープの呼び込みでフィリピンの家族を支える男…。カメラは、彼らの日常、そしてそのまわりの人々の姿を淡々と捉えていく”

出典: ドキュメンタリー映画「なれのはて」公式サイト
URL: https://nareno-hate.com/

劇場

なれのはてのポスター

なれのはてのポスター

SHOWAKANビルの3FがK's Cinema

SHOWAKANビルの3FがK’s Cinema

僕は新宿に位置する「K’s cinema」というミニシアターで見てきたのですが、とても居心地の良い空間でした。後で調べたらシアターのコンセプトが「映画を観るための心地良い時間と空間を提供する映画館」らしいです。取り扱っている映画も「なれのはて」同様に一癖二癖ある作品が多く、サブカル好きの人にはたまらない映画が多そうです。近くのランドマークとしては「GAPストア 新宿フラッグス店」があります。

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困窮邦人とは..

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困窮邦人という言葉を初めて聞いたのは水谷竹秀著の『日本を捨てた男たちフィリピンに生きる「困窮邦人」』という本を読んだ時です。10年程前に読んだので、あまり内容を覚えていませんが当時衝撃を覚えた記憶があります。邦人とは外国にいる日本人を指すので、読んで字のごとく「困窮邦人 = 外国で困窮している日本人」を意味します。

ちなみに上記書物の著者・水谷竹秀さんは「脱出老人: フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち」というルポもリリースしています。


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映画を見た感想

詳しい内容は、見てもらった方が早いと思うので割愛しますが、中々考えさせられる内容でした。これを見た多くの人が観覧後に「幸せとは何だろう?」と考えると思います。お金がなくて苦しそうに見える一面、家族や恋人、現地の人々と助け合いながら生活している姿は幸せそうにも見えました。

日本は素晴らしい国だと思いますが、その一方競争社会/管理社会とも言われ、ストレス大国と言われることもあります。出演されていた彼ら同様、日本社会になじめず、日本で生活するよりもフィリピンローカルコミュニティに溶け込んで生活する方が幸せと感じる人も一定数以上いるような気がします。

1つ気になったのは、出演されていた方達が実年齢よりも高齢に見えた事です。現在の日本ですと、60代と言いましても見た目がとても若々しくエネルギッシュな人が多い印象ですが、そのイメージとは少し離れていました。それが生活環境や食生活、気候などが要因になっているか分かりませんが、少し気になりましたね。実際に出演者の何人かは若くして亡くなられてしまいましたしね😢

フィリピンに限らずですが、発展途上国に移住する場合「医療問題」は常に付きまとう問題かと思います。日本のように保険システムがしっかりと制度されていませんので(*これは、発展途上国のみでなくアメリカなどの先進国でも言える話ですが..)、お金を持っていないと治療も受けられないという現実があります。そういう意味でもとても考えさせられるドキュメンタリーでした。

KOSUKE
KOSUKE
見終わった後に、ここまでどんよりした気分にさせられる映画も珍しいかと思います(笑)。時間があるフィリピン好きの方はぜひです:-)

 

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