仏サッカー選手の差別問題は他人事ではない

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有名サッカー選手の差別疑惑

サッカー好きの方なら既にご存じかと思いますが、FCバルセロナに所属するフランス代表ウスマン・デンベレとアントワーヌ・グリーズマンが日本人男性を侮辱する映像がSNS上に流出して、世界中で物議を醸しています。経緯を把握していない方は、TwitterやYouTube、Googleで「デンべレ グリーズマン 差別」のワードで検索すれば、問題になっている動画が確認できるかと思います。

当人たちが自身のSNS上で謝罪をしましたが、まだまだ問題は収まりそうもありません。(FCバルセロナスポンサーの)楽天の三木谷会長もコメントを出しましたし、ついには2人が所属するFCバルセロナも今回の差別疑惑に対して公式声明を出しました。グリーズマンにいたっては、コナミデジタルエンタテインメントとの遊戯王コンテンツアンバサダー契約が既に打ち切られました。今後、さらなる処罰等が与えられる可能性もあると思います。

出典: ELLE

出典: ELLE

問題の映像も見ての感想

問題の映像の中で、デンベレがグリーズマンに発したフランス語のニュアンスや意味合いに関しても物議を醸してします。「とても差別的だ」と批判する声が大きい一方、「別に差別的な意味合いは強くなかったのではないか」「メディアが誤訳している」と主張している人たちもいます。

僕はフランス語に精通していないので会話の内容や細かいニュアンスは分かりませんが、映像の撮り方や雰囲気から見て、侮辱/嘲笑しているのは間違いないかと思います。これで「悪意/他意はなかった」という言い分は無理があるかと思います。正直、見ていてとても気分が悪くなる映像でした。

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差別問題にとても敏感な社会

人種差別はとてもセンシティブな社会問題です。BLM、アジアンヘイト問題..etc 世界中で議論されています。僕は大学時代アメリカに5年住んでいましたが、欧米諸国の方が差別問題に対して日本よりはるかに敏感だと感じます。歴史的背景の違いが大きいかと思います。

また各プロスポーツ業界は人種差別的な行為に対して厳しく措置を取っており、FIFA(国際サッカー協会)も当然厳しく取り締まっております。サッカーは世界で1番グローバルなスポーツと言っても過言ではないですからね。ヨーロッパのトップリーグは、まさしく「人種のるつぼ」です。

「差別が全くない世界」が理想なのは誰でも知っているはずです。しかしながら、「差別はなくならない」のが現実です。ありきたりの表現なのですが、人種差別は根の深い問題です。

差別的な言動で全てを失う可能性はある

グリーズマンがコナミからアンバサダー契約を切られたように、両選手とも大きな代償を既に受けているはずです。また失った信用や「差別的な思考の人間である」というイメージを与えた事による両選手の未来に与える潜在的な損失は、計り知れないと思います。

下手したら、今後所属クラブから放出される可能性もありえますからね。プロスポーツはスポンサーありきで成り立っているのは周知の事実です。スポンサー的には「差別的な思考を持つ選手」というイメージは最悪でしょう。

ちなみにグリーズマンに関してはプレイスタイルも好きですし、最近Netflixで彼のドキュメンタリー「アントワーヌ・グリーズマン: レジェンドの誕生」を見たばかりです。僕の大好きな選手の1人だったのですが、今後今までと同じような感情で彼を見れるかと言いますと少し難しいかと思います。

フィリピン人を下に見る日本人

今回、なぜ当サイト (セブの不動産関連情報の提供を軸に運営) でセブやフィリピンに関係性があまりない上記の差別問題を取り上げたかと言いますと、フィリピン人を下に見ているかのような言動をしている日本人をFacebookなどのSNS上で数多く見かけるからです。

本人画像や本名を公表しているFacebook上で差別的な表現を投稿/コメントするのは、クレイジーとしか言いようがありません。あまりに教養とSNSリテラシーが低すぎます😅。

自身にはグリーズマンやデンベレのような影響はないから問題ないと思っているのかもしれませんが、差別的な投稿/コメントを見た多くの人が嫌な気持ちになるのには変わりがないです。

SNSで差別的な発言はする事は「百害あって一利なし」です。自ら馬鹿ですとアピールしているようなものです。無自覚の内に色々なものを失っていると思います。例えば、フィリピンでビジネスをしている人のFacebookを覗いた時に、差別的発言を連発していたらどう思いますか?僕なら仮にビジネス/サービス自体が魅力的でも、関わりを持たないようにすると思います。

KOSUKE
KOSUKE
良い意味でも悪い意味でも、見ている人は見ています。

 

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