フィリピンでコロナに感染した場合の治療費は?

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フィリピンのあるFacebookページで…

作日、「The Centsible Juan」というFacebookページで、フィリピンで新型コロナウイルスCovid-19に感染して病院で治療した場合の治療費詳細が公開され、フィリピン人周辺のFacebookのタイムラインが少しざわつきました。そちらの数字は、実際にフィリピンで新型コロナに感染して入院→治療→回復→退院した人の治療費との事です。

注意
あくまで1つのFacebookページで上がっていた情報ですので、信憑性は分かりません!その点をご了承ください。

Covid-19の治療費 in フィリピン

出典: The Censible Juan

コロナ治療費詳細 出典: The Centsible Juan

先に結論を書きますと、治療費の合計は840,766.06ペソ(現在のレートで約179万円)との事です。フィリピンの全体的な物価を考えると驚きの高さです!!

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治療費詳細

以下に簡単に上記治療費合計840,766.06ペソの内訳を記載します。尚、この感染者の方は中等度症例で、特に基礎疾患はなく、18日間施設で隔離治療されたようです。

治療費840,766.06ペソの内訳
  • Hospital Transport: (救急車):無料
  • Pharmaceutical Products (医薬品):305,636.06ペソ
  • Laboratory Test (臨床検査):178,820ペソ
  • Emergency Room Use (緊急治療室の使用):176,945ペソ
  • Ventilator Use (人口呼吸器の使用):123,665ペソ
  • Room and Board (部屋代&食事代):55,700ペソ

 

上記料金は保険適応前の価格だと思うのですが、そもそも国民の半数以上がフィリピンの健康保険に当たるPhilhealthに加入していない(=支払っていない)現実があります。メトロセブの現在の最低日給賃金は404ペソ(900円以下)です。また当サイトでも何度も書いていますが、銀行口座を持っていない方も多く、貯金をするという文化が浸透していないのがフィリピンです。この数字がリアルなら、どんなに体調が悪かったり、Covid-19感染の疑いがあっても病院には行けない人が多いかと思います…。

KOSUKE
KOSUKE
同じように国民総保険のシステムがないアメリカでも低所得者の方は病院に行けないという現実があります。実際にアメリカでコロナで重症化したり亡くなられている方も低所得者層の割合が大きいと聞いています。

フィリピンの健康保険:Philhealth

フィリピンの健康保険「Philhealth」に加入している場合、Covid-19に対する治療費は以下記載の額までは保険で賄えます(4月14日までは全額負担でしたが、4月15日以降は負担金額の制限を設けました)。その額から足が出た場合は自費という事になります。上記にも書きましたが、そもそもPhilhealthの保険料を支払っていない/加入していない割合が、全国民の50%以上という現実があります。

Covid-19の治療費保険上限額

Covid-19の治療費に対する補償上限額

上記Wordsの意味
  • Mild Pneumonia = 軽度の肺炎
  • Moderate Pneumonia = 中度の肺炎
  • Severe Pneumonia = 重度の肺炎
  • Critical Pneumonia = 危篤レベルの肺炎

 

 

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