コロナでセブの経済発展は5年~遅れる?
セブは発展途上エリア
フィリピン・セブは、リゾート地として有名になった事、また多くの外資企業が進出している事で、とても発展しているエリアと勘違いされる事も多いですが、実際は発展途上中のエリアです。当サイトでもセブ島-マクタン島を繋ぐ第3の橋 (CCLEX) & 第4の橋について何度か書いていますが、セブのインフラ整備は現在進行中 & 今後10年以上に渡り進められていくのだと思います。首都のマニラでさえ地下鉄が開通されるのはこれからですからね (既にいくつかの計画は発表されています)。
出典:https://www.facebook.com/CCLEXexpressway
経済発展は遅れる?
今回の表題にも書いたトピックですが、多くの有識者の方が「コロナの影響で経済成長が鈍化した事により、セブの経済発展は当初の想定より5年~遅れる」と主張しています。
5年~という想定期間が正しいかは別として、今回のコロナパンデミックでセブの経済発展が遅れるのは間違いないかと思います。言わずもがなですが、この直近1年間はコロナパンデミックの影響を大きく受けましたし、今後数年間はコロナの影響を受けるのは免れないでしょうからね。右肩上がりだったセブ経済の成長率がコロナパンデミックで鈍化しているのは紛れもない事実ですし、ここまで経済的にダメージを受けますと、復調するにも多少の時間はかかると想定していた方が良いと思います(これはセブに限らず、世界中の国々で言える事かと思います)。
またセブのような発展途上エリアでは、経済成長とインフラ整備は切っても切り離せない関係です。そして全てのインフラプロジェクトが資金面や資材の搬入などでコロナパンデミックの影響を大きく受けているでしょう。
そんな中、上記に工事進捗状況の画像を添付したセブ島-マクタン島を繋ぐ第3の橋「Cebu Cordova Link Expressway(CCLEX)は2021年内の完成を予定しています (*コロナでの遅れを取り戻す為に現在急ピッチで工事が進められていると聞いていますので、期待です😁)。本当に年内に完成にするのか注目ですね & 完成予定時期に間に合わせたら、高く評価されるのではないでしょうか。
コロナで急成長した分野もあります:-)
コロナでネガティブな影響を受けている産業が多いですが、その一方でコロナ禍で大きく成長した分野もあります。
コロナパンデミック以降、フィリピン国内ではオンラインショッピング(ECサイト)の普及率が急激に伸びています。また多くの企業がコロナ禍でキャッシュレス決済サービスを積極的に導入/促進しています。ECやキャッシュレスサービスの関しては元々あまりフィリピンで普及率が高くなかった分野です。
セブ不動産業界もコロナ以前に比べてオンラインサービスが積極的に導入されています。多くのデベロッパーやエージェントはオンライン販売/マーケティングに力を入れいますし、先進的な一部企業ではVRツアーを提供している所もあります。
コロナ禍がオンラインサービスの導入を促進させたと言えるかと思います😊
長い目で見た時は..
フィリピン・セブエリアが成長していくのは間違いないかと思います。本当にまだまだなエリアですからね&先進国に比べると成長の余白が無限です。後はどのタイミングで以前のような成長曲線に戻れるかが大事なポイントになってくるかと思います!
日本経済への不安
正直、セブ経済の未来よりも日本経済の未来に対しての不安の方が大きいです。日本経済の将来を考えた時に、明るい未来が見えてこないのですよね..😅。以下にURLを添付した記事は、コロナパンデミックが本格的に始まる前に作成したものです。現時点 (2021年5月)でも東京オリンピックが開催されるか、中止になるか、再延期になるか確信が持てない状況です。世論的にはオリンピック反対意見が多いですし、仮に無観客や観客数制限を設けて開催を強行しても、当初描いていた経済効果は得られないでしょう..(むしろ経済的損失がかなりの額になるかと思います)。本当に日本は難しい局面を迎えていると思います。
⇩