フィリピン不動産のリスク vs 日本経済のリスク

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海外不動産投資あるある

セブに限らずですが、海外で不動産投資をしています多くの方は以下のような質問を受けた事があるかと思います。

海外不動産怖くない?リスク高いでしょ?安全な日本の不動産投資だけでいいでしょ!

 

このような質問をされる方の中でその後海外不動産投資を始められる方は皆無に近いです。多分、根本的な考え方が違うのだと思います。

僕の考え

僕は2015年から海外不動産投資を始めました(ちなみに最初はセブエリアではないです)。海外不動産投資に興味を持ったきっかけ/始めたきっかけは「日本に資産を集中させておくのは危険。リスクヘッジの為に海外に資産を分散させよう」と思ったからです。上記の典型的な質問をされる方は海外不動産投資=リスクという考えなのに対して、僕が海外不動産投資=リスクヘッジだと捉えており、考え方が全く逆です。

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日本経済のリスク

僕は日本が大好きです。特に海外に住んだり、旅行を長期すると日本の素晴らしさにいつも気付かされます。ただし、冷静に現状の日本経済を分析すると、中々明るい未来が見えてこないのが正直なところです。

まずは、高齢化社会/少子化問題です。現在、日本でビジネスをしている経営者のほとんどが方が人材問題で頭を悩ませているかと思います。ビジネスアイデアやスキームはあるのに、人員不足でビジネスを閉めるケースも多くあります。以下の人口ピラミッド予想を見ると今後何十年間かは改善される見通しはなく、日本経済にも大きく影響し続けるでしょう。

日本の人口分布図2020年~2040年(予測)
出典: 国立社会保障・人口問題研究所

次に景気の停滞/伸び悩みです。数字的な見方ではなく実際の肌感覚で言いますと、日本は好景気とはいえないと思います。特に収入面は数字上の平均年収は上がっているようですが、周りのサラリーマンの友達や後輩から話を聞くと全く景気の良い話を聞きません。以下添付の大卒初任給の推移表を見てみても約30年ほど前からそこまで大きく変わらず横ばい状態なのが分かります。お隣の中国が90年代初頭に比べますと、大幅に給与水準が上がったのとは対照的です。中国人の友達とつい最近話した時に中国の初任給について聞いたのですが、彼の勤める企業は大卒初任給で30万を超えると言ってました。現時点では、そこまで大きな差はありませんが、スタートに大分差がありましたから、一気に追い抜かれた感は否めません。

日本 初任給 推移

日本の大卒初任給の推移表 出典:NHK

次に東京オリンピック開催後のリスクです(そもそも現在新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていますが)。リオオリンピック後のブラジル経済の破綻を見てしまうと、不安を覚えるなという方が無理な話でしょう。勿論、日本とブラジルは全く違うと信じたいですが…。また日本には地震や台風などの自然災害のリスクがあります。これは日本だけではなく、世界中どこを見てもリスクはあると思いますが、日本は地震大国として考えられていますからね。

以上の点を考えた時に日本に不動産資産を集中させておくのは危険と僕は判断しました。これは今でも基本的に考えは変わっていません。もちろん、僕は日本人ですし、日本に会社がありますので、日本がベースという事は今も今後も変わらないです。当然資産的な割合としては日本が大きくなります。ただ集中させたくない=分散させたかったのです。ポートフォリオ的な考え方と思ってもらえれば大丈夫です

色々な人がいます

セブ不動産投資を行っている人/今後考えている人の中には僕のような考えの方もいますし、完全に日本から殆どの資産を移行する人もいます。人それぞれ考え方や事情が違いますから、何が正解という答えはないと思いますが、多くの方に共通しているのは日本経済に懸念を抱いている点かと思います。そこまで深い考えはなく、単純にセブが好きだからという方も当然いますけどね!僕もセブが大好きだからという点も勿論あります!好きでなければ、セブに投資はしていません!

この投稿の一番上に書きました「海外不動産怖くない?リスク高いでしょ?安全な日本の不動産投資だけでいいでしょ!」と考える方は、「転職はリスク。今勤めている企業は安全」と考える一部の古い考えを持つサラリーマン的な思考に近いのかなと思います。今の時代は、長く勤めれば自動的に給与が上がっていく/終身雇用の時代ではありません。この厳しい社会を生き抜くには個人のスキルアップ/アップデートが常に必要だと思います。会社は個人をどんな時も守ってくれると考えるのは危険な考えです。無思考は自分自身をリスクにさらすことになります。

KOSUKE
KOSUKE
セブ不動産投資は僕的にはリスクの分散を目的にしている面もあります!
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