セブで箱(店舗)を持つビジネスの難しさ🤔
飲食店やマッサージ店の居抜き物件
まだまだ海外からの観光客の渡航制限解除の目途が見えてこないセブですが(世界中の国々でもですね😅)、最近セブ界隈のFacebookグループ内で、飲食店やマッサージ店の居抜き物件の購入募集をしている投稿をよく見かけます。これはローカルのフィリピン人グループでも、セブ在の日本人グループでもですね。
現在、店を手放す事を計画しているオーナーさんたちは、ギリギリまで我慢しての苦渋の決断だと思います。まさか最初のロックダウン(=ECQ)から約1年が経過しても、未だに観光客が渡航できない状況が続くとは想像しなかったでしょう。居抜きや身売り相手を募集している情報を見ると、飲食店やマッサージ店、語学学校、ダイビングショップ..etc やはり海外からの観光客をメインターゲットにしているビジネスが多いように感じます。
オーナー及びスタッフの方々は「少しの期間我慢すれば、必ずセブに多くの観光客が戻ってくる」と信じて、この苦しい1年間を耐えていたのだと思います。その心を察すると、胸が締め付けられます。
セブの中心地の家賃は安くない!
もちろん東京の中心地などに比べれば安いですが、全体の物価を考えた時にセブの中心地の家賃相場は特別に安いわけではないです。特にショッピングモールを含む商業エリアの家賃は中々のお値段です。物価に比べ家賃が高い事に不動産投資家達は恩恵を受けていると思いますが..。
家賃は基本固定支出と考えられます(*例外としてモール店舗などで売上額によって変動する契約はあります)。よって、店舗を休業しようが、限定的なサービス(例: 飲食店でテイクアウトのみ提供)にしようが、家賃の支払い義務は毎月生じます。当然家賃が高ければ高いほど、その負担は大きくなります。結果、大きな規模でビジネスを拡げていた会社ほど閉業/撤退していると思います。
日本は恵まれている
日本では、協力金や家賃支援給付金、雇用調整助成金..etc、かなり国からサポートを受けられます。議論になっていますが、小規模な飲食店など、短期で見た時には通常営業をするより利益が大きく出ている店舗もあると思います、いわゆる「協力金バブル」というやつですね。
それに比べて、フィリピンでは十分なサポートを受けられません。そのリスク&今後の世の中がWithコロナである事を考慮すると、セブで箱(実店舗)を持つビジネスの難しさを日本以上に感じてしまいます。
逆にコロナ禍でも上手くいっているビジネスは、EC物販やオンラインで完結するサービスなどです。フィリピンでのEC物販での販売量はコロナパンデミック中に大きく伸びたというニュースを見ました。これは世界的にもですが、現在の流れですよね🤔
実店舗を応援したい!
厳しい状況だからこそ、現地で頑張っている実店舗ビジネスを応援したいという気持ちが大きいです。セブに行けるようになった時に、お気に入りのレストランやショップがなくなっていたら、悲しいですからね!!
前回の投稿記事で紹介しましたが、こんな苦しい時期でも新しいビジネスにチャレンジしている方々もたくさんいます。本当にすごい事だと思います&尊敬しています😄
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