【フィリピンスラム②】スラム飯「パグパグ」
最初に
前回&今回の投稿記事は、セブにもPH不動産にもあまり関係のない内容です。貧困問題はフィリピン社会が抱えている切実な社会問題ですので、記事を作成させていただきました。前回の投稿記事はこちら。
パグパグとは?
フィリピンのスラム飯として有名な「PAGPAG:パグパグ」!パグパグとは、ゴミの中から拾われてきた残飯を調理し直して作られる料理の名称です。
パグパグの調理法
“まず、ゴミ袋の中から生ごみ(残飯)とそれ以外のゴミ(ストローや紙コップ、紙ナプキンなど)を分ける。次に食べられそうな残飯から汚れを払い落とし、水で洗って少量の調味料を加えた後、鍋で煮るか焼くのが一般的とされる。” 出典: Wikipedia
TBSの人気番組「クレイジージャーニー」で、丸山ゴンザレスさんがフィリピンのスラム潜入取材時にパグパグを取り上げていたので、ご存じの方も多いかと思います。
ハイパーハードボイルドグルメリポート
僕も当然パグパグの存在は以前から知っていました(トライした事はありませんが😅)。しかし具体的にどのように残飯を仕入れてくるかまでは知りませんでした。
先日、テレビ東京番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」シーズン1の「フィリピン寿命縮まるゴミ炭焼き村の少年飯」の放送回をネットフリックスで視聴しました。
ハイパーハードボイルドグルメリポート
“食うこと、すなわち生きること。食の現場にすべてが凝縮されている。これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、ヤバい世界のリアルを見る番組” 出典: TV東京公式サイト(こちら)
フィリピン寿命縮まるゴミ炭焼き村の少年飯
該当回は、テレビ東京で2020年4月に放送されたようですが、現在Netflixで視聴可能です!
具体的な内容は、見てもらった方が早いので割愛しますが、中々考えさせられる内容でした。2人の少年にフォーカスをあて、該当放送回は構成されています。
- マニラのスラムエリア「ハッピーランド*¹」に住み、パグパグの材料となる残飯回収をしている少年。番組内では「パグパグ仕入れ屋」として紹介されています。
*¹ ハッピーランドとは、マニラ・トンド地区の一画の総称 - マニラ郊外ウリンガン地区で、廃材を焼いて炭作りをしている少年。廃材を焼く際に、塗料なども燃えるため、化学物質を含む有害な煙が発生されるようで、彼の住むエリアは「住めば寿命が縮む村」と言われているようです。
パグパグの原材料となる残飯は、ファーストフード店などから回収されることは知っていましたが、まさか子供たちが回収しにいくケースもあるとは知りませんでした。番組内では、フィリピンのファーストフード店「ジョリビー」で、子供13人が回収作業をしています。そして報酬は完全歩合制..。過酷な現実がそこにはあります。
⇩